#11 スナフキンの名言で探る、北欧のミニマリズムと自由な生き方

ミニマリズム

この記事でわかること

・スナフキンの名言集
・ミニマリストしての生き方と魅力

はじめに 〜スナフキンの紹介〜

スナフキンは、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの「ムーミン」に登場するキャラクターで、主人公であるムーミントロールの親友です。

彼は自由を愛する旅人であり、物に執着せず、普段はテントで寝泊まりするなど、必要最低限の持ち物だけで生活しています。
スナフキンは、音楽や自然を愛し、ハーモニカを演奏しながら旅をする旅人でもあります。彼の性格は、哲学的で穏やかで孤独を愛する一方で、友人たちとの絆も大切にしています。

スナフキンは、
・ミニマリスト
・キャンパー
・自然愛好家
・音楽家
・旅人
こういった肩書きを持っているキャラクターです。

現代のミニマリズムやシンプルライフの象徴とも言われ、物質的な豊かさよりも心の豊かさを重視する生き方を作品を通じて体現しています。

私がスナフキンを好ましいと思ったところは、一定の期間を一人で旅に出ると決めていて、誰にも縛られずに自分で決めて、行動しているところです。
スナフキンは毎年冬に旅に出ますが、行き先は毎回違うようです。世界を旅しながら、春になるとムーミン谷に戻って友人たちに旅のお話を聞かせてくれます。そういった生き方に憧れる部分があるからなのかもしれません。

スナフキンは、ムーミン谷の中でも人気のあるキャラクターですが、彼の名言や行動は作品内のキャラクターだけでなく、私たち読者に広く影響を与えていて、自由で軽やかな生き方の大切さを教えてくれます。

スナフキンの代表的な名言から感じとるミニマリズム

最初に、物への執着を手放すことの重要性がわかる3つの言葉を送ります。

モノを持てば持つほど、がんじがらめになって、自由を奪われ、自分自身を奪われていく。モノを持たなければ、盗まれることもない。

それはいいテントだが、人間は、ものに執着せぬようにしなきゃな。

なんでも自分のものにして、持って帰ろうとすると、むずかしくなっちゃうんだよ。ぼくは、見るだけしてるんだ。そして、立ち去るときには、それを頭の中へしまっておくのさ。ぼくはそれで、かばんをもち歩くよりも、ずっとたのしいね。

これらの言葉は、スナフキンが物を所有するよりも心の豊かさを大切にしていて、自由な生き方を追求する姿勢が反映されています。
特に「物を持てば持つほど、自由と自分自身が奪われていく」という言葉にはハッとさせられます。


次に、心の豊かさを追求する生き方がわかる言葉を送ります。

ぼくは、あっちでくらしたり、こっちでくらしたりさ。今日はちょうどここにいただけで、明日はまたどこかへ行く。

ミニマリストになると物理的にも精神的にも身軽になるので、移動に対して前向きな気持ちになれます。「いつでも、どこにでも行ける」というのは、「自由」という切符を持っているのと一緒なのではないでしょうか。
もし、江戸時代だったら、隣の県に行くことすらできない時代だったわけなので、自分の意思で自由に行きたいとこに行けることは幸せなことなのだと思います。

私たちは自分の意思でどこにでも行ける権利を持っています。
それを認識できるセリフの一つなので、ご紹介しました。

スナフキンのことば

先ほど紹介した言葉たちは、カレンダーや書籍から見ることができます。
特に日めくりカレンダーは毎日言葉をもらうことができるので、おすすめです。


日めくり スナフキンの毎日のことば


スナフキンの本音 ~ 自由と、幸せと、人生について ~


ムーミン谷の彗星 (新装版)

まとめ

いかがでしたか。
作者であるトーベ・ヤンソンはスナフキンを通じて、モノへの執着を捨てて、自由や自己探究の大切さを伝えたかったと考えられます。
ミニマリズムだけじゃなく、自分らしい生き方を見つけるためのヒントにしてみてください。

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