この記事でわかること
・家計管理の重要性
・おすすめアプリとその使い方
家計管理の重要性
家計管理は、個人や家庭の家計の健康診断のようなものです。
家計管理を行うことで、どの項目にいくら使っているのか(無駄な出費がどこか)を把握できるので、客観的に自分の支出状況を確認することができます。
家計管理を行う人と行わない人では、経済的安定性、ストレスレベル、家計の調整力に差がかなり出ます。
家計管理を行わない人は、
・収支の把握ができていないため、突発的な支出に対する備えが不足する💦
・急な出費が発生した際に対応できない💦
・お金のことを考えたくないのに考えなければならない状況が続く💦
こういった状況に陥りやすくなります。
あなたはどうですか?
「なんとなく使っている」 ••••見落としがちな支出の出所がわからない
「貯金しているつもり」 ••••月々の貯金額がはっきりしていない
「大きなお金は使ってない」 ••••細かな金額の支出は把握していない
こういった主観的な管理になっていませんか。
少しでも当てはまることがあれば、家計管理を強くおすすめします。
また、お金の不安はストレスが増え、周囲と比較しがちになり、自己評価が下がることもあると言われているので、自分で改善できることを取り組んで不安を消していくことも大切です。
家計管理を行うことは、経済的な安定やストレスの軽減、貯蓄の習慣化、支出の見直し能力、将来の計画性を向上させます。
つまり、家計管理は生活の質を上げられて、誰にでもできるスキルなのです。
「まだやっていない、やったことない」という人はこれを機に取り組んでみましょう。
おすすめ家計管理アプリ
家計管理アプリは多くありますが、私のおすすめのやり方は2種類のアプリを使い分けるやり方です。
❶資産管理(自分が持っている全てのお金)アプリ
❷支出管理アプリ
下記の2つのアプリを使っています。


支出管理 SHIBUYA Masanori
アプリ名 | 使用目的 | 確認頻度 | 入力方法 |
❶マネーフォワードME | 資産の全体像を把握 | 月に1回程度 | 自動 ※情報連携必須 |
❷支出管理 ※App Storeのみ、¥150 | 日々の支出を詳しく把握 | 毎日(購入する度) | 手動(スキャンor入力) |
資産管理と支出管理を別にする
資産(収支全体)管理アプリと支出管理アプリを併用するメリットは、タイムラグなく管理できることと支出の調整がすぐにできることです。
❶マネーフォワードme
家計全体の収支管理(収入+支出)を管理するのに便利です。
確認頻度は週に1回または月に1回程度。
資産の全体像を把握するために、毎日確認する必要はないですが、月末に1回確認は自分のお金の動きを確認します。このアプリはデータ連携が必須なので、カードや銀行口座・証券口座などを先に連携しておきましょう。
連携さえしてしまえば、あとはやることはほぼありません。
このアプリだけで管理したい、という場合は支出のカテゴリー分けなどの分類作業が必要ですが、支出を別にする場合はアプリ内の分類作業をしなくても問題ありません。
ただし、リアルタイムにはデータは反映されないので、自分の支出の把握に少し時間がずれてしまいます。
❷支出管理
毎日、都度お金の支払いが発生したときに使用します。
個人的には支出の把握がまずは先決だと考えていて、どんなものにいくら使ったのかを瞬時に把握できるアプリを入れておきたいところです。
❶ではデータを連携して自動で収支を把握できますが、タイムラグが生じます。そのタイムラグは自分ではコントロールできないので、支出の把握が遅くなって、調整が効きにくい一面があります。
支出に特化したアプリがあれば、すぐにデータに反映できるので調整もしやすく、細かな支出先も把握可能。
支出アプリはレシートをスキャンするやり方や直接入力するものがありますが、直接入力するだけのものをおすすめします。レシートのスキャンの場合は、レシートを無くしたり、ネットで購入したものを反映するのに手間がかかるからです。
直接入力するときは、その場ですぐ入力することをルールにして管理しましょう。
今はネット購入やレシートレスのレジの利用も多くなっています。
たとえ数十円でも、購入したときはすぐにその場でアプリを開いて数字を入力してください。
毎日の支出を記録するのがめんどくさいなーと思っていても、毎回入力をし続けていくとデータが蓄積されて、それが自分のポートフォリオになってきます。
データが積み上がってくると達成感が得られたような気持ちになりますし、「私は継続力がある人間だ」と自己肯定感も高まります。
少しのめんどくささから逃げないで、毎日コツコツ入力していくことが、家計管理を上向きにする一番の近道です。
「マネーフォワードme」の使用方法
1. アプリをインストール
まず、App StoreまたはGoogle Playから「マネーフォワード ME」アプリをダウンロードしてインストールします。
2. アカウントを作成
アプリを起動し、以下のいずれかの方法でアカウントを作成します。
- メールアドレス
- Googleアカウント
- Apple ID
- Yahoo! JAPAN ID
アカウント作成後、ログインします。
3. 金融機関と連携する
ここでは、楽天カードの連携方法(iOS版アプリの操作方法)を載せています。(画像は公式より)
1.下部メニューから「口座」を選択
アプリの下部メニューにある「口座」をタップします。
2.「口座を追加」をタップ
画面右上の「追加」ボタンをタップします。
3.連携したい金融機関を選択
提携する金融機関のリストから、連携したい銀行やクレジットカードを選びます。
4.連携したいカードを選択
楽天カードをタップします。
5.ログイン情報を入力
ログイン情報(ユーザーIDやパスワード)を入力します。
6.連携の確認
設定完了!
連携が成功すると、アプリ内で口座の残高や取引履歴が表示されます。
この手順を参考にして、他のデータも連携していきましょう。
銀行口座や電子マネー、証券口座も同じ要領で登録できます。
連携が完了すれば、自動的に家計簿が作られるので、あとは月1回程度に確認するだけです。
「支出管理」の使用方法
ここでは、支出入力の方法を主に載せています。(画像は公式より)

1.標準予算と月別予算を設定する

2.記入する
右上の「+」ボタンをタップします。
金額を入れて、「=」をタップすれば完了です。
3.標準予算と月別予算を設定する
標準予算は月の平均予算を入力します。
おおよそ毎月かかるであろう金額を想定して入れておくものです。
月別予算はその月単位で予算を組んで入力します。
月によってかかる費用が変わる場合は、金額の並が出ます。

4.グラフから支出状況を確認する
表は円グラフ、棒グラフ、帯グラフなど、自分が見やすい表を選んで支出状況を確認できます。おすすめは円グラフです。
まとめ
それぞれのアプリを使うことで、資産と支出を別々に管理でき、より効率的に家計状況を把握できます。家計管理アプリを使いこなすことが自分の生活と家計を上向かせる第一歩です。